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ヘルペス性口内炎とは
ヘルペス性口内炎とは、単純ヘルペスウイルスにより発症するウイルス性の口内炎です。乳幼児に多く発症する傾向があります。そこで、ヘルペス性口内炎の原因と効果的な対処法をドクター監修のもと紹介します。
ヘルペス性口内炎は、口腔内の腫れや水ぶくれだけでなく、発熱やリンパの腫れをともなうことが多い病気です。そのため、ヘルペス性口内炎の疑いがある場合は早めに医療機関を受診して正しい処置を受けるようにしましょう。
ヘルペス性口内炎とは
頬の内側や歯茎、舌の表面や口腔内などに炎症を引き起こす口内炎は、飲み物や食事をすると痛みなどのつらい症状をともないます。口内炎にはさまざまな種類があり、細菌やカビ、ウイルスなど口内炎の原因も異なります。
ウイルスによって引き起こる主な口内炎として、ヘルペス性口内炎があげられます。ヘルペス性口内炎は、ウイルスの一種である単純ヘルペスウイルスに感染すると発症します。ヘルペスには8つの種類があり、日本人は単純ヘルペスウイルスに50~70%の割合で感染しているといわれており、特に免疫力の低い生後6か月以降の乳幼児が発症しやすい傾向があるようです。舌や唇に潰瘍ができて赤く晴れ上がるのが特徴です。口腔内だけでなくのどなどにも潰瘍ができることがあり、発熱や痛みをともなうことが多いようです。
ヘルペス性口内炎の原因
ヘルペス性口内炎の原因は、単純ヘルペスウイルスによるウイルス感染です。感染力が強く主に外部より感染するため、単純ヘルペスウイルスを保持している人の食器やタオルが感染源となります。ヘルペスウイルスには、一度感染することで一生神経細胞の中にすみつく潜在感染という特徴があります。そのため、同じヘルペスウイルスが原因となる唇ヘルペスには、60代以上の人にはほとんど感染しているというデータがあるそうです。症状にあらわれていなくてもウイルスを保持している可能性は大いにあるので、母親が食べ物を柔らかくしてから乳幼児に食べさせることでも感染してしまうといわれています。
ヘルペス性口内炎の特徴
ヘルペス性口内炎はすぐに発症することはなく、2日から12日の潜在期間を経てから発症します。主な症状としては、口腔内の痛みや腫れ、単純ヘルペスウイルスによるリンパの腫れや高熱があげられます。高熱が出てから3日後くらいに口腔内の晴れが発症するケースもあるようです。口腔内に水ぶくれができるのもヘルペス性口内炎の特徴で、破裂することで潰瘍となります。
大人の場合は、口腔内の痛みや腫れによりすぐに気づくことができますが、乳幼児の場合は目で見ることのできない口腔内の異変になかなか気づくことができず、発見が遅れる場合があります。乳幼児が口腔内に不快感を覚えている場合は注意が必要です。
ヘルペス性口内炎の対処法
ヘルペス性口内炎は投薬による治療がほとんどのようです。口腔内やリンパの痛みには鎮痛剤が処方されますし、熱がある場合には解熱剤も処方されます。ヘルペスウイルスに効果のあるソビラックス(薬剤名)やバルドレックス(薬剤名)などを処方される場合もあります。炎症が起こっている患部には、抗菌剤の含まれた塗り薬を塗ることで炎症を抑制させます。
また、最近では水ぶくれになっている部分にレーザーを照射して焼ききるレーザー治療が行われるようになりました。水ぶくれを焼ききることで痛みが軽減し、ヘルペス性口内炎からの回復が早くなるといわれています。
ヘルペス性口内炎による発熱は数日で治ることが多いですが、口内炎が完治するには1週間から10日ほどかかることが多く、痛みにより食欲不振にならないように注意する必要があります。また、発熱や痛みにより水分を摂取しないことで脱水症状を引き起こす可能性もあるため、意識的に水分を摂取するようにする必要があります。
成人がかかると重症化することも
ヘルペス性口内炎は乳幼児よりも成人がかかることで、重症化しやすくなるそうです。ヘルペス性口内炎を発症させないためには、抵抗力を低下させないことが大切だといわれています。ストレスや過労を避けて、規則正しい生活を送ることで、体に負担をかけないように心がけましょう。
抵抗力をつけるには、バランスのとれた食生活が欠かせません。栄養バランスのとれた食事を1日3食しっかりと食べるようにしましょう。特に、粘膜の保護や成長にはビタミンB群が効果的だといわれています。口腔内の粘膜を保護することは、ヘルペス性口内炎の予防にもつながるため、積極的に摂取したい栄養素です。毎日の食事からとり入れることが難しい場合は、サプリメントやビタミン剤を使用するといいでしょう。
ヘルペス性口内炎に感染したら医療機関へ
ヘルペス性口内炎は感染することで、リンパの痛みや発熱をともなうことが多い口内炎です。ヘルペス性口内炎の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診して正しい処置を受けるようにしましょう。
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