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汗拭きシートの特徴と肌を傷めない使い方
汗拭きシートは手軽に汗を拭きとることができ、嫌なにおいを抑えることができます。自分に合った汗拭きシートを使うことで、におい対策をすることができます。汗拭きシートの効果的な使い方や注意点をドクター監修のもと紹介します。
汗をかいた後に汗拭きシートを使用して拭きとることで、においの元になる雑菌を抑えることができます。汗拭きシートを効果的に使用して、手軽に体臭対策を行いましょう。
汗拭きシートの効果
汗をかいてそのままにすることで、嫌なにおいが発生しやすくなります。そこで、汗拭きシートを使用して汗を拭きとることで、においのもとを取り除くことができます。汗拭きシートは持ち歩きにも便利なサイズなので、運動後や仕事中に手軽に使用することができるのも魅力的です。汗拭きシートは肌のベタつきや汗のにおいを防ぐのはもちろんのこと、消臭効果や制汗効果のあるものもあります。香りや効果を見ながら、自分に合ったものを選ぶといいでしょう。
汗がにおう理由とは
汗には2つの種類があります。体温調整をするためにエクリン腺から分泌されるものを温熱性発汗と呼びます。夏の暑さ運動後に発汗するのは、このタイプです。エクリン腺は全身に200~500万個あり、汗の水分を蒸発させることで体の体温を一定に保っています。エクリン腺から分泌される汗の量は、1日約1Lもあるといわれています。さらに、運動をしたときにさ3L程度の汗を分泌しています。
もう1種類の汗は、緊張しているときにかく汗です。アポクリン腺から分泌されて、精神性発汗と呼ばれています。主に、わきの下や手のひら、足の裏など毛穴に向けて開孔されており、すべり止めの役割をしているといわれています。エクリン腺が無色透明なのに対して、アポクリン腺は乳白色をしています。どちらの汗も、体から分泌されたときは、ほぼ無臭の状態です。時間が経つにつれて汗にゴミや汚れが混ざりあい、雑菌が繁殖しやすい状態になります。もともと皮膚に住みついている常在菌は、汗に含まれているアミノ酸やタンパク質を分解する働きがあります。このときににおいの元が発生するといわれています。
汗拭きシートの注意点
汗をかいた後に雑菌が繁殖してしまい、においの元となる目安は1~2時間だといわれています。そのため、汗をかいたと感じたら1~2時間ごとに汗拭きシートを使用するといいでしょう。このときにあまり頻繁に汗拭きシートを使用すると肌が減菌した状態になってしまいます。減菌状態になると肌に必要とされる善玉菌まで減少させることになり、返ってにおいの発生を促進してしまう場合があります。
また、頻繁に使い過ぎたり汗拭きシートで肌をこすったりすると、肌に負担をかけてしまい肌トラブルの原因にもなります。使用する枚数や頻度は守るようにして、肌にやさしく触れるように使用しましょう。この他にも肌に傷がある場合やアレルギー症状が出ている場合には、使用しないほうがいいでしょう。
自分の体臭に合った香りを
汗拭きシートの香りは、自分の体臭に合ったものを選ぶようにしましょう。強いワキガがある場合は、殺菌作用が強いものを選ぶほうが効果的です。あまり体臭が気にならない場合は、肌を清潔に保ちながら香りを楽しめるものがおすすめです。
汗拭きシートの効果的な使い方
汗拭きシートには汗拭きとり清潔な肌を保つもの、殺菌作用によりにおいを防ぐデオドラント剤が配合されているもの、においを防ぐ効果と汗を抑える制汗効果の両方が含まれているものがあります。使用方法や目的に合わせて選ぶことで、効果的な使い方をすることができます。また、汗をかいてしまったときは体全体を汗拭きシートで拭きとり、わきなどのにおいが気になる部分にはピンポイントで制汗スプレーを使用するなど使い分けることも効果的な方法です。
汗拭きシートの効果的な拭き方
汗拭きシートを使って、体の上から下に向かって汗を拭いていきます。まずは、顔を拭いてからわきや首周りを拭きます。耳の後ろも忘れないように拭きましょう。製品によっては、顔には使用することができないものもあるため事前に確認するといいでしょう。次に、体を拭いていきます。背中の上部や胸の中央など体の中心部分には皮脂腺が集中しています。意識的に拭くようにすることで、においを軽減することができます。最後に、足を拭くことで無駄なく効率的に汗拭きシートを使うことができます。汗拭きシートが汚れてきたら新しいものに取り替えるサインです。次のシートを使用して、続きから拭きとるようにしましょう。
効果的に汗拭きシートを使用して体臭対策を
汗をかいて1~2時間の間は、においをともなうことはありません。放置することで雑菌が増えてにおいが発生します。そのため、においが発生する前に自分の体質に合った汗拭きシートで汗を拭きとることはにおい対策に効果的です。
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