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産後のお腹のたるみを引き締める方法とは?
出産して赤ちゃんの育児に励む母親は忙しい日々を送っていますが、気になるのはお腹のたるみです。妊娠前の体に戻りたいと思っている女性は多いでしょう。ドクター監修のもと、産後のお腹のたるみを解消する方法をお届けします。
産後になるとお腹がたるんだ状態になるのがほとんどです。そこで、そのたるんだ状態を戻す方法について解説していきます。
出産後の体重増加の原因
まず太る原因について解説します。太るということは体重増加を意味し、その原因は食事の多量摂取だけとは限りません。生活習慣の乱れによって太ることがあるだけでなく、運動不足にある人は、標準の食事量をとっても太る傾向にあると考えられます。さらに、睡眠不足やストレスなど、さまざまな要因で体重増加につながる可能性もあります。産後すぐは、育児のために睡眠不足になったりストレスを感じたりすることが多くあります。それらの要因が影響して、体重増加につながると考えられます。そして、メタボリックシンドロームなど、腹部を含む体に脂肪がつくようになります。
妊娠してお腹の胎児が成長すると、同時にお腹が膨らみます。しかし、出産した後になっても、その影響でお腹がたるんだ状態になります。妊娠前の状態に戻るには時間がかかり、おおよそ6~8週間で元に戻るとされています。その期間を「産褥期」と呼びます。膨らんだ子宮が妊娠前の元の大きさに収縮していく期間で、出産から4週間ほど経過すると、子宮が元の大きさに近づくとされています。
妊娠中でもそうですが、出産後でもケアは大事です。体の変化に合わせてケアを行っていくとよいでしょう。
お腹のたるみを引き締める方法
出産してもお腹のたるみというのが残り、元に戻る期間は上に説明したとおりです。しかし、一般的な要因で太る可能性もあり、それを視野に入れたセルフケアが求められます。そのセルフケアとは、お腹引き締め法です。内容は、お腹を引き締めて、1人の子供を産んだとは思えないと思われるくらいの体型を取り戻すというものです。自宅にいると仮定し、どのようなお腹引き締め法があるのか、次にあげて解説していきます。
まずは生活習慣の見直しを
いくら産後のお腹引き締め法を行っても、生活習慣を規則正しく改善しないと、その効果が失われるだけでなく、病気などにかかる確率も高くなるでしょう。まずは、生活習慣の乱れを改善することから取り組みましょう。改善する部分をあげるとしたら、禁煙と禁酒を心がける、朝食を必ずとること、規則正しい睡眠を心がけるなどです。間食については、ほどほどにしましょう。
食生活編
妊娠して出産するということは、大量のエネルギーを使うということになります。出産した後、やるべきことは消費したエネルギーを回復することです。そのためにはまず、栄養バランスが整えられた食事をとり、健康的な体にすることが求められます。まずは主食、汁物、主菜、副菜を揃えることを始めましょう。
主食は米、パン、麺類などがあげられますが、普段食べている主食でもいいでしょう。汁物は基本的にみそ汁です。主菜は肉や魚や卵などを中心とした料理などがあげられますが、納豆や豆腐などの大豆製品を積極的にとることをおすすめします。副菜は緑黄色野菜を中心に、ミネラルやビタミン、さらに葉酸などの栄養素を摂取することが求められます。そのほかに、牛乳などの乳製品、果物なども積極的にとりましょう。
ストレスや睡眠不足、不規則な生活からの過食を控え、バランスのよい食事をとることが大事になります。バランスのよい食事を行うことが母乳育児に最適になります。ただし、食べすぎないように注意しましょう。妊娠や産後などに向けた料理でも、必要以上に食べると太ってしまう可能性があります。
体操・エクササイズ編
エクササイズを行うことで運動を維持するだけでなく、その過程で腹筋を鍛えてお腹のたるみを解消することが期待できます。普通のエクササイズでも問題ありませんが、産褥体操と産後体操という2つのエクササイズがおすすめです。
産褥体操
産褥体操の目的は、妊娠と出産によって伸びてしまった筋肉と関節を戻す、血行をよくする、子宮を早く回復することなどがあげられます。始める前に産婦人科の医師から運動を止められている場合は了解を得ましょう。出産直後に体操を行うと体に負担がかかるので、最初は軽く行い、もし痛みが現れたら中止するようにしましょう。
産後体操
産褥体操の続きとなります。産後から5週目に入ったとき、産褥体操から産後体操に移りましょう。
5~8週目は全身の緊張と脱力の体操を行います。まず横になります。息を吐きつつ頭の先からつま先までピンと伸ばして緊張状態に入ってお腹をへこませます。そして、息を吐きながら緊張を解いてリラックスします。
次は全身の曲げ伸ばしです。鉄棒や柵などといった掴むところがあることを前提に説明します。付近にあるものを掴んで、体育座りのように全身を縮こませて、肩の力を抜いてリラックスします。そして、足など全身を伸ばします。ただし、腰に不安がある場合はしないようにしてください。
そして添い寝体操です。横になって、赤ちゃんがいることを前提に説明しますと、その状態で赤ちゃんがいる方面に体を横にします。下の足で安定した後、上の足を天上に伸ばすようなイメージを持って、ゆっくりと上げ下げします。
最後に足踏み腹筋です。普通の腹筋のように体を上げ下げしますが、このとき、上半身を起こした状態で足踏みすることです。左右の足を交互に引き上げ、小さく動かし、そしてゆっくりと大きく動かすようにします。
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