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硬い髪と柔らかい髪のそれぞれの髪質の違いとは?

更新日:2017.11.27
公開日:2017.05.04
ドクター画像
この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

髪質というのは人それぞれであり、硬い髪質であったり、柔らかい髪質であったり個性があります。髪質の改善には、それぞれの個性を把握してケアをする必要があります。ここでは、髪質の違いについて、ドクター監修の記事で解説します。

硬い髪や柔らかい髪というのはそれぞれどのような特徴があるのか確認していきましょう。髪質の特徴やケア方法について詳しく見ていきましょう。

髪の毛の構造

髪の構造について詳しく解説していきます。

髪の必要性

髪の役割には、主に以下のようなことがあります。

  • 保護
  • 感覚器官
  • 不要物質の排出

人にとって頭部は重要な部位です。髪は、頭部への雨や紫外線、外部からの衝撃を守るために存在しています。また、毛根付近には外部からの刺激を感じることができる感覚器官の役割も持っています。さらに、食事などによって体内に入った重金属など、有害な重金属などを体外に排出する働きも担っているといわれています。

毛幹(もうかん)と毛根

髪は、主に毛幹と毛根から成り立っています。毛幹というのは、頭皮から上に伸びている髪の毛の部分のことで、毛根というのは毛穴の下に隠れている部分のことをいいます。毛根には、毛母細胞という細胞があり、ここで栄養や酸素の受け渡しが行われ、髪の毛を伸ばす因子を作り出します。髪の数は非常に多いとされており、一般的には、男性でおよそ10万本の髪の毛があるとされます。そして、健康な人であっても1日に50~100本の髪の毛が抜けるといわれています。髪には毛周期という周期があり、成長期、対抗期、休止期という順番でサイクルしていきます。休止期になると、毛根にある毛母細胞は完全に活動を停止してしまうため、髪の毛が抜けるというメカニズムとなっています。

硬い髪の特徴

硬い髪の特徴について詳しく解説していきます。

いわゆる大人の頭髪

硬い髪は、終毛とも呼ばれており、一般的には大人の頭髪であると表現されます。メラニン色素と毛髄質が多く含まれたハリとコシのある髪です。太さはおよそ0.07~0.15mmであるといわれています。

大人でも硬い髪でないことがある

硬い髪が大人の頭髪であると解説しましたが、すべての大人が硬い髪というわけではありません。大人であっても個人差により、ずっと柔らかい髪であったり、硬い髪であったものがやわらかい髪に変化をしたりしてしまうこともあるようです。

柔らかい髪の特徴

柔らかい髪の特徴について解説したいと思います。

生毛(うぶげ)ともいう

柔らかい髪は、生毛とも呼ばれています。赤ちゃんが生まれたときの産毛とは種類が違います。生毛は、生まれたあとに二次的に生えてくる軟毛(二次毛)であり、生まれたばかりの赤ちゃんが母親体内にいるころから生えている髪の毛を産毛と呼びます。生毛は、およそ生まれてから6か月ほどで産毛から生え変わるといわれています。

生毛の特徴

生毛には、硬い髪と違いメラニン色素がほとんど含まれておらず、薄い色をしています。生毛の髪の太さは、およそ0.05mmになることがあるようです。

硬い髪と柔らかい髪の見分け方

硬い髪と柔らかい髪の見分け方について解説していきます。

ホルモンの影響による

髪というのは、男性ホルモンや女性ホルモンの影響を受けていると考えられています。硬い髪というのは、男性ホルモンの多い男性に多くある傾向であり、逆に柔らかい髪は女性ホルモンの多い女性に多い傾向があるといわれています。

簡単な見分け方

自分の髪質が一見どちらかわからない場合は、次のような方法を試してみると簡単に確認できるかもしれません。まず、髪を一本抜いてください。そして、抜いた髪の毛の端を手に持って、横向きにしてみましょう。そのときに、髪の毛がまっすぐであれば硬い髪質であり、垂れてしまえばやわらかい髪質です。また、その髪を引っ張った際に、一定の力をかけて切れるのであれば硬い髪質であり、切れずに伸びてしまった場合はやわらかい髪質であると判断できるようです。

髪の色で判断する

日本人の場合、硬い髪質であるとメラニン色素が豊富であることから黒い髪であることが多いです。逆に柔らかい髪の場合は、メラニン色素が少ないことから薄い髪色になることが多いようです。ただ、髪色については個人差がありますので、必ずしもこのとおりというわけではないのでご注意ください。

硬い髪と柔らかい髪のケア方法

日々のケアにはシャンプーやトリートメントが欠かせません。硬い髪と柔らかい髪というのは特徴が全く異なります。そのため、自分の髪質がどちらかを理解したうえで、その髪質に適したシャンプーやトリートメント、コンディショナーなどを使用するようにしましょう。

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