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敏感肌ケアは肌のバリア機能が重要

更新日:2016.12.15
公開日:2013.02.20
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

少しのきっかけによりさまざまな肌トラブルを起こしやすい敏感肌。化粧品が肌に合っていないこと、お手入れ方法がよくないことなどが原因で敏感肌になることも多いようです。ドクター監修のもと、肌のバリア機能の重要性について解説します。

乾燥肌としばしば混同されてしまう敏感肌ですが、水分や脂分が不足している点は乾燥肌と共通しています。敏感肌は、肌トラブルを起こしやすい肌です。その原因は遺伝子的なものや環境によるもの、ストレスに起因するものまで様々です。

中には、使っていた化粧品が肌に合っていなかったり、お手入れ方法がよくなかったため敏感肌になるという場合も多いようです。原因が特定できれば対策も立てやすいですから、敏感肌かな?という方は、皮膚科医に相談してみるとよいでしょう。

また、乾燥肌が悪化して、かゆみや炎症を起こすなど刺激に弱い状態を「乾燥性敏感肌」と言います。乾燥性敏感肌の原因は、肌の水分をキープする機能とバリア機能を担うセラミドという成分の不足で、外部から細菌などの刺激が入りやすい状態となっています。

ケア用品選びのポイント

お肌は傷つきやすく刺激に敏感な状態ですから、とにかく刺激の少ないものを選びましょう。クレンジングは、肌への刺激が強いので注意が必要です。メーク=脂汚れですから、クレンジングする度に、お肌の必要な皮脂まで落としてしまいます。オイルタイプや拭き取りタイプは極力避けて、洗い流すタイプのクリームなどを選びます。

洗顔では、合成界面活性剤の入っていない無添加石鹸か、ぬるま湯で素洗いでもよいでしょう。合成界面活性剤は石油由来の成分で、洗剤やシャンプーなどにも含まれ強い洗浄力がありますが、敏感肌のお肌には刺激が強すぎます。洗顔料をしっかり落としつつも手短に済ませましょう。

化粧水や乳液は、保湿という点でとっても重要です。自分のお肌に合ったものを選ぶのはもちろん、特に保湿能力の高い「セラミド」を配合しているものを選ぶのがよいでしょう。保湿成分は他にも色々ありますが、本来角質層で水分を保持する機能とバリア機能を担っているセラミドを補給するのが一番です。

肌バリアをはって、しっかり潤い

敏感肌といっても人によって症状の度合いなどが変わってくるので、気をつける点が多く、自分にぴったりのケア用品を探すのは容易ではないかもしれません。基本的なところとしては、刺激の少ないもので、お肌のバリア機能を補い、失われた水分もたっぷりと与えてあげてください。お肌が潤えばバリア機能も回復してきます。

逆に、肌バリア機能が破綻すると細菌などの侵入を許し、肌トラブルが悪化する悪循環に陥ってしまいます。そうならないためにも、潤いを与えてしっかり肌バリアをはりましょう。

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