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乾燥肌のメイク術(3)化粧下地の使い方

更新日:2018.07.30
公開日:2013.12.06
ドクター画像
この記事の監修者
クリントエグゼクリニック 医師 黒田愛美

「ファンデがのらない」、「粉ふきする」といった乾燥肌の悩みにメイクアップアーティストが解決策を伝授します!第3回目は、乾燥肌の化粧下地の使い方についてです。ドクター監修のもと、詳しく解説していきます。

乾燥肌の化粧下地の選び方

乾燥肌の人は、保湿成分(コラーゲン、セラミド、グリセリン、スクワランなど)が配合されている化粧下地を選びましょう。また、自分の肌の色に合った色味を選び、必要に応じてコントロールカラーで調整することが重要です。コントロールカラーはリキッドタイプのものをおすすめします。

詳細は乾燥肌の化粧下地やコンシーラーの選び方で説明しているので、参考にしてください。今回は、乾燥肌の化粧下地の上手な使い方をご紹介します。

乾燥が気になる場合は美容オイルを下地に追加

スキンケア後、乾燥が気になる場合は化粧下地を塗る前に美容オイルを目の下などの乾燥する場所に塗ってみましょう。ただし、両方の目の下合わせてオイル1滴では多すぎます。

本当に少量で十分です。量を間違えると化粧崩れに繋がりますので気をつけましょう。

化粧下地の塗り方

化粧下地、または化粧下地とコントロールカラーの効果が一緒になっているものを使用する場合は、当然ながら顔全体に使用します。以下の手順つけていきましょう。

(1)おでこ、頬、鼻筋、アゴにのせる

(2)外側にむかって薄くのばす

(3)のばすときの注意点

化粧下地はファンデーションがキレイに仕上がるかどうかを決めるポイントになります。丁寧に均一に薄くのばしましょう。また、塗ったあとにベタついたりペタペタした感じがするようであれば、量が多すぎです。化粧下地の段階でムラがあるとファンデーションもムラができやすくなり、化粧崩れの原因にもなります。

使用量は適量を守りましょう!

化粧下地で保湿効果があるものでも、「乾燥しにくい」というだけで、「保湿する」という意味ではありません。塗り過ぎは角質層に悪影響を与える可能性がありますので、ベタベタと化粧下地を塗るのはNGです。乾燥肌だからと言って、何でも多く塗ればいいというわけではありません。保湿成分が配合されている化粧下地であっても、使用する分量は注意しましょう。

「これだけ?」と思うくらいの分量でOK

肌にのせてのばす時に、指でスムーズにスライドするようだと多すぎです。のばす時に顔の皮膚が少しひっぱられるのを感じるくらい少量を薄くのばすようにしましょう。その際は、肌をこすってしまわないように注意してください。

つけすぎてしまった場合は落ち着くまで時間を置く

塗りすぎてしまった場合は、少し肌になじんで落ち着くまで時間を置きましょう。ティッシュオフをしても構いませんが、ティッシュオフで過度にうるおいが取られてしまうと、せっかくスキンケアから丁寧に行ってきた工程が無駄なりかねません。どうしてもの場合のみ軽くオフします。

日焼け止めやコントロールカラーと化粧下地を別に塗る場合

下地を塗ってから日焼け止めを

日焼け止めを使いたい場合は、化粧下地をつけた後に日焼け止めを使用します。日焼け止めを塗りすぎると乾燥を招く場合が多いので、少量を薄くのばしましょう。

コントロールカラーを単品で使う場合の注意点

化粧下地とコントロールカラーを別に使用する場合は、化粧下地は上記と同様に先に肌に薄くのばし、コントロールカラーは後から部分的に使用します。

化粧下地とコントロールカラーが一緒になっているものに比べ、コントロールカラー単品だと肌の色味をカバーする力が強いので、顔全体に塗ってしまうと大変なことになります。逆に肌色が悪く見えたりしてしまうので、気をつけて使いましょう。

直接顔につけると量が多い場合があるので、まずは手の甲に少量取り、指で馴染ませて確認してから顔に付けます。肌色をカバーしたい部分にのみのせたら、指でトントンと叩き込みながら馴染ませます。

もちろん、化粧下地とコントロールカラーが一緒になっているものを使用した後にコントロールカラーをさらに上から部分的に使用しても構わないですが、日常生活をする上では、そこまでしなくても十分なカバー力を感じるかと思います。どうしても気になる方のみご使用ください。

基本を守れば驚くほどキレイなベースメイクに!

いかがでしょうか。基本的なことですが、きちんと守って下地を使うと、驚くほどベースメイクがキレイに仕上がります。ぜひ試してみてくださいね。

次は、乾燥肌に適したファンデーションの選び方をご説明します。

※こちらの記事はメイクアップアーティスト/メイク講師の小野寺舞先生にご執筆いただき、ドクターの監修を経て制作をいたしました。

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