美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

美白化粧品の選び方(1)美白成分の種類と効果

更新日:2017.02.23
公開日:2014.06.01
ドクター画像
この記事の監修者
白石ガーデンプレイス皮膚科クリニック 院長 竹中ちひろ

ドクター監修の記事で、美白成分の種類と効果について解説します。美白化粧品は日々使い続けていくことで効果が期待できます。しかし、肌がデリケートな人にはトラブルが起こることもあるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

自分の肌に合った美白ケアを選ぶ

シミやくすみができるメカニズムが解明され年々新たな美白化粧品が発売されていますが、選び方や使い方を間違うと思うような効果が得られないだけでなく、肌トラブルを起こすこともあります。

美白化粧品と呼ばれているものは、正確には「医薬部外品」です。医薬部外品は、薬事法では化粧品と医薬品の中間のものとして定義されています。薬よりは効果は緩和ですが、なんらかの改善効果が期待でき、有効成分も厚生労働省より指定されています。

「美白」をうたえる医薬部外品に配合される成分には、次のものがあります。

代表的な美白成分

  • アルブチン:コケモモから抽出された成分。メラニン生成を抑制する働きがある。
  • エラグ酸:イチゴなどのベリー類から抽出。メラニン生成を抑制する働きがあり、肌の老化を防ぐ。
  • カモミラET:カモミールという植物から抽出。シミを作るよう指令を出す情報伝達物質エンドセリンを抑制します。
  • t-AMCHA:紫外線によるシミを防ぎます。
  • トラネキサム酸:メラニン色素の沈着を防ぎます。肝斑にも効果的。
  • ビタミンC誘導体:ビタミンCを吸収しやすくしたもの。抗酸化作用、チロシナーゼの抑制作用があります。シミ・ソバカス予防に効果。
  • プラセンタエキス:豚や馬などの胎盤から抽出したエキス。メラニンの生成を抑制し、代謝を高める作用がある。エイジングケア効果を期待できます。
  • リノール酸:紅花油などから抽出。メラニン生成を促進するチロシナーゼを抑制する。
  • ルシノール:モミの木成分を改良した化合物。メラニンを生成する酵素の結合を阻害する。シミ・黒ずみの発生を抑えます。

このような厚生労働省に認められている美白成分の種類とその特徴を知り、自分に合った成分が配合されている美白化粧品を選ぶとよいでしょう。

肌サイクルを整えるケア+持続できる美白ケアを

私たちの肌は、紫外線のダメージやホルモンバランスの乱れなど、くすみやシミの原因を常に抱えています。大きなダメージを受けているときに集中的な美白ケアを行うことも大事ですが、それ以上に大切なのが持続できる美白ケアです。

たとえば、シミが気になったときだけに美白ケアを行うのでは効果はありません。くすみやシミを改善したければ、長期的なケアにより肌を少しずつ生まれ変わらせる必要があるのです。毎日無理なく続けていけるシンプルな美白ケアをとり入れるのがよいでしょう。

また、肌のターンオーバー・サイクルを正常に働かせるために、ピーリングで古い角質をきちんと落とし、水分・脂分をバランスよく補給することも忘れずにしましょう。特に30代を過ぎてからは、美白ケアと同時に保湿をしっかりと行いターンオーバーを促していくことをおすすめします。

毎日無理なく続けるための美白化粧品選び―美容液を中心に―

前述したとおり、30代を過ぎてから美白対策をするなら美白化粧品を選ぶだけでなく、保湿ケアを同時にすることが大切です。プラセンタエキス配合の美白化粧品なら、保湿も同時に行うことができるのでおすすめです。経年によって機能が低下した肌の補助をするだけでなく、乾燥や敏感肌のように肌トラブルを抱えている場合にも有効だといわれています。

美白成分の特徴を理解したうえで、自分の肌の状態や目的に合わせて活用していくことがポイントとなります。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座