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目元クリームの正しい選び方・使い方

更新日:2017.09.14
公開日:2014.06.01
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この記事の監修者
カリスクリニック 院長 出口正巳

目元の皮膚は薄くデリケートなので、トラブルも起こりがちです。目元の肌の状態や、目元の乾燥、小ジワ、くまなど、肌の悩み別にアイクリームの有効成分を紹介します。

目元クリームの正しい選び方・使い方

目のまわりは、皮膚が薄いため、季節の変化による乾燥や外部環境の刺激を受けやすく、さまざまな悩みが出てきやすい場所です。目のまわりの肌の状態に合った成分を悩み別に紹介します。

目元の荒れに有効な成分

・ワセリン

「肌が荒れている」というのは、肌の水分保持力やバリア機能がかなり低くなっている状態を指します。このような皮膚の保湿では、肌表面をしっかり保護することが大切です。添加物や界面活性剤をなるべく排除したものを使いましょう。

「ワセリン」にもいろいろ種類があり、市販も多くされています。中でも、精製して不純物をなくし、刺激を減らしているものは、デリケートな目元にも使いやすくなっています。

・セラミド

肌の表面にある角質層の細胞間を埋めているのが「セラミド」です。セラミドは水分保持力が高く、肌が荒れている場合は、セラミドが通常より不足している状態だと考えていいでしょう。このように、「セラミド」成分配合の化粧品は保湿に効果があります。

以上のケアをしても改善されない場合は、皮膚科へ行くことをオススメします。肌に油分をはり、外部刺激から守ってくれる「ワセリン」や角質層の水分を保持する「尿素製剤」など保湿剤を薬として処方してもらえます。

悩み別、目元に効果がある成分

(1)目元の乾燥

皮膚の薄い目元は、紫外線や外の環境に影響を受けやすく、乾燥してしまいがちです。目元の乾燥を放っておくと小ジワになってしまうので、しっかり保湿をしましょう。

保湿には、肌の潤いを守る働きをする「セラミド配合」の化粧品が有効です。目元用に限らず、「セラミド」配合化粧品であれば乾燥を防ぐ効果があります。

(2)目元の小ジワ

目もとのちりめんジワや小ジワなどは、乾燥が原因であることも多く、「セラミド」配合化粧品が有効です。また、線維芽細胞に働きかけコラーゲンやエラスチンを作り出す「レチノール誘導体」も目元の小ジワにオススメです。

レチノール誘導体は、酸化しやすいビタミンAの一種であるレチノールを安定化させたもので、「パルミチン酸レチノール」や「酢酸レチノール」と言われることもあります。

(3)目元のくま

皮膚のたるみなどが原因でできてしまう目の下の黒っぽいくま。メイクでもなかなかカバーできず、隠そうとしても余計目立ってしまいます。

この黒っぽいくまの原因である、たるみ。その対策として効果があるのは、小じわにも効果がある「パルミチン酸レチノール」や「酢酸レチノール」。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促してくれるため、たるみの解消にも効果が期待できます。

レチノールは効果が高い反面、刺激を強く感じる方もいます。最初はサンプルなど少量を試してみてください。赤く腫れたり、かゆみが出たりした場合は使用をやめ、症状が治まらないときは皮膚科の診察を受けましょう。

目元ケアは、クリーム以外にも美容液によるケアもあります。詳しくは『目元美容液の正しい選び方・使い方』をご覧ください。

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