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30代の化粧品選び(4)美容液

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.01
ドクター画像
この記事の監修者
広尾プライム皮膚科 医師 谷祐子

30代の美容液の選び方はどのように考えるべきか、ドクター監修の記事でご紹介します。美肌のための成分が濃縮されている美容液を、それぞれの肌悩みを改善できる成分から選べるよう解説します。

美容液

一連のスキンケアの流れのなかで、お肌にとってメインディッシュと言えるのが美容液。保湿成分や美白成分など、お肌にとって嬉しい効果が期待できる成分がギュッと濃縮されています。肌が衰えはじめる30代は、上手に取り入れていきたいですね。

しかし、実は“これが美容液”という明確な基準はありません。テクスチャーもトロっとしたものからジェル状のもの、クリームタイプなど様々あり、形状も小瓶や医薬品のようなガラス容器に入っているものからカプセル状まで色々あります。それだけに、何を選んだら良いのか迷う方も多いでしょう。

配合されている成分が自分の肌悩みとマッチしているか

30代のお肌は20代の頃に比べ水分量が減少してきており、ハリや弾力も失いつつあります。たくさんの種類がある美容液ですが、やはり自分自身が感じる肌悩みに最もアプローチできる成分を含んだものを選びたいものです。

(1)保湿が目的なら

様々な肌悩みの元凶、お肌の乾燥を改善したいならば保湿美容液を選びましょう。セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンといった保湿に効果的な成分に注目してください。

即効性があるのはセラミドです。継続して使えば、お肌の水分量が増えてきたことが実感できるでしょう。ちなみに天然(ヒト型)のセラミドは6種類くらいあることが分かっていますが、なるべくそのヒト型セラミドに近い組成のものを選ぶと効果的です。

(2)美白が目的なら

抗酸化力に優れたスーパー成分であるビタミンC誘導体やアルブチンは、メラニン色素の生成を抑制します。その他に、紫外線を浴びた直後に「メラニン色素を作れ」という指令を阻害する働きをするカモミラETやトラネキサム酸なども注目の成分です。また、メラニン色素を作るチロシナーゼという酵素を減らすリノール酸などもあります。

今挙げた成分は、厚生労働省が効果を認めている美白成分です。これらの成分を規定量、配合していれば「医薬部外品」と表示されます。医薬部外品のほうが必ずしも効果があるというわけではありませんが、選ぶ際のひとつの基準になります。

(3)エイジングケアが目的なら

ほうれい線や目尻などシワが気になるという場合は、肌内部(真皮)のコラーゲンを増やす働きをするレチノールや肌の新陳代謝を活性化させるナイアシン、抗酸化力のあるポリフェノールが配合されている美容液がオススメです。

またシミやシワ、くすみなど幅広い美肌効果をもつプラセンタエキスも30代の肌には嬉しい作用がたくさんあります。

部分によって変えたり、朝と晩で使い分けたりするのもオススメ

色々な肌悩みを抱えていると、複数の美容液を重ねたくなるかもしれません。しかし、さらにメーキャップ料を重ねたりすることを考えると、あまりコテコテ塗り重ねるのは化粧崩れの原因にもなり難しいものです。

使いたい美容液が複数ある場合は、顔全体ではなく使いたい部位によって変える、または朝と晩で違うものにするという使い方もできます。テクスチャーも様々あるので、色々試して自分の肌に合うものを見つけてください。

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