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毛穴ケアに効果のある美容液の選び方・使い方

更新日:2016.12.09
公開日:2014.08.01
ドクター画像
この記事の監修者
広尾プライム皮膚科 医師 谷口由紀

毛穴ケアに重要なスキンケアの中でも、有効成分を効果的に肌に取り入れる働きのある美容液。毛穴トラブルに適した美容液の選び方や使い方、あまり聞き慣れない有効成分などについても、ドクター監修のもと詳しく解説します。

毛穴ケアに効果のある美容液の選び方・使い方

洗顔後のスキンケアは、化粧水と乳液、クリームだけ、という方も少なくないのではないでしょうか。美容液は、「高価」「使い方がわからない」というイメージからか、使わない方もいるようです。しかし、日々の保湿ケアの流れに美容液をプラスするだけで毛穴トラブルの予防、改善の効果が期待できます。正しい選び方、使い方、そして有効成分についての知識を身につけ、自分の毛穴の状態に合った美容液を試してみてはいかがでしょうか。

美容液とは?

美容液とは、肌にとっての栄養補助食品のようなものです。乾燥や年齢と共に失われがちな肌の潤いを補うため、角質層だけではなく肌の土台となる真皮層にまでその有効成分を届けてくれる化粧品です。毛穴トラブルにもさまざまな種類があるので、症状に応じてケア方法が変えるようにしましょう。効果を一層高めるためにも、美容液の力を借りてみてはいかがでしょうか。

「詰まり毛穴」「ニキビ毛穴」に効果的な美容液成分

これらのトラブルに必要なケアは、肌の酸化や雑菌の増殖を防ぎ、皮脂分泌量をコントロールして肌の水分量と皮脂量のバランスを整えることです。それらを助ける働きを持つ成分を見ていきましょう。

アルファヒドロキシ酸(AHA)

これは果実から抽出されたフルーツ酸と呼ばれる成分で、肌表面の古い角質を除去し、新陳代謝を上げる働きがあるため、毛穴に詰まった汚れを効果的に落としターンオーバーを促してくれます。この成分を肌に取り込むことで、美容液の後に使う乳液やクリームの成分が肌に浸透しやすくなるので、保湿効果を高める手助けをしてくれると言われています。

ビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)

通常のビタミンCよりも浸透性が高く、真皮層まで届くという特徴のあるビタミンC誘導体で、ビタミンCが持つ美白効果や代謝促進の効果を高めてくれると言われています。

ビタミンB群

新陳代謝を高めてくれる働きとともに、体内の脂質を分解する働きを持つので皮脂分泌量をコントロールしてくれる効果があるので汚れが詰まった毛穴の改善やニキビ予防に効果的です。

ビタミンA

緑黄色野菜やレバーなどに多く含まれる成分で、特に皮膚や粘膜を丈夫にし、免疫力や抵抗力を高める効果があります。この働きによりニキビの原因となる雑菌の増殖を防いでくれると言われています。

「たるみ毛穴」「帯状毛穴」に効果的な美容液成分

これらのトラブルへの対処に必要なことは、年齢と共に減少する潤い成分を補うことや、肌のターンオーバーを促すこと、老化を招く酸化を防ぐことです。それらを助ける働きを持つ成分を見ていきましょう。

ビタミンC

還元剤、細胞賦活剤とも表されるビタミンCはメラニン合成酵素、酸化酵素から酸素を奪ってメラニン合成を防ぐことで紫外線や外的刺激によるダメージから肌を守ってくれる働きがあるため、美白効果や毛穴の黒ずみに有効と言われています。また、代謝を促進させてターンオーバーを促してくれます。

レチノール

ビタミンA誘導体のひとつで、その効果を高めるとともに肌のターンオーバーの促進や保湿効果、コラーゲンを取り込んで浸透しやすくしてくれる働きを持っています。

美容液の効果的な使い方

美容液を使う際に大切なのは、有効成分をしっかりと肌に浸透させ、閉じ込めることを意識することです。まず、美容液を適量手に取り、肌と同じくらいの温度にするため指先で軽く混ぜるようにして温めましょう。次に、鼻の頭、おでこ、顎、頬に少しずつ置いていきます。そうしたら、パーツごとに丁寧に伸ばしていきます。顔全体に伸ばしたら、手の平全体で優しく押さえ、肌全体がもちもちとした感触になったら終了です。

化粧水ほどの量でもなく、クリームほどの粘度のない美容液ですから、強い力を加えず優しく肌を労わるように行うと角質などを傷つけることなく有効成分を行き渡らせることができます。

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