内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
敏感肌の化粧品の選び方・ポイント
一度なると、なかなか抜け出せないのが敏感肌。だからこそ、日々の化粧品選びが大切です。敏感肌の方が化粧品を選ぶ際に気をつけたいポイントと敏感肌をくり返さないための化粧品選びについて、ドクター監修の記事で解説します。
一度なってしまうと、なかなか抜け出せないのが敏感肌。だからこそ、日々の化粧品選びが大切です。敏感肌の方が化粧品を選ぶ際に気をつけたいポイントと、敏感肌をくり返さないための化粧品選びについて解説します。
敏感肌とは
まず、敏感肌とは、どのような肌の状態のことを言うのでしょうか。
じつは、「敏感肌」という、医学的な病名は存在しません。普通の人に比べて、洗剤や化粧品を使用した際に肌が荒れる、赤みが出る、ピリピリするなどといった、洗剤や化粧品の刺激に反応しやすい肌のことを「敏感肌」と呼ばれることが多いです。そのため、たとえ血液検査を行ったとしても、「敏感肌」であることを断定することはできません。
原因のほとんどは「乾燥」だった?
私たちの髪の毛や肌は、毛穴の中にある皮脂腺から分泌されている皮脂に覆われています。この覆われた状態のことを、「皮脂膜」と言います。皮脂膜は肌を保護し、保湿する働きがあります。皮脂は、1日あたり1~2gほど分泌されているといいます。しかし、過度の洗顔や刺激の強い洗顔料の使用によって皮脂が取り去られてしまうと、肌は乾燥状態に陥ります。そのため、ほんの少しの刺激にもすぐに反応してしまう「敏感肌」の状態になってしまうのです。
また、入浴後に髪に残っていたシャンプー剤が肌に触れることでも、過敏に反応してしまうことがあります。生活習慣の乱れも肌の抵抗力を下げ、デリケートな状態を招いてしまうことがあります。しかし、スキンケア方法や生活習慣の改善することができれば、敏感肌は改善させることが可能です。
敏感肌の化粧品選びのポイント(1):基礎化粧品
先ほども説明しましたが、敏感肌とは、外部刺激によるヒリヒリやかゆみなどを過剰に感じる肌のこと。皮膚のバリア機能の低下が主な原因です。もともとの体質によることもありますが、ほとんどの場合、肌のバリア機能は加齢や乾燥、間違ったスキンケアなどによるうるおい保持成分の減少によって弱まることが原因です。特に、角質層の水分量が大きく関わっています。
角質層の水分のうち、約50%はセラミドなどの角質細胞間脂質です。よって、敏感肌の方は、セラミドが多く配合された基礎化粧品を選ぶことをおすすめします。また、肌のバリア機能が低下するとコラーゲンやヒアルロン酸の減少にもつながります。そのため、これらも配合されたものであれば、よりすこやかで弾力のある肌を取り戻すことが期待できます。さらさらとした化粧水や乳液タイプより、こってりとしたクリームやワセリン系の方が効果が高いとされています。敏感肌の程度や部位によって、選んでみましょう。
配合成分がシンプルなことも重要です。皮膚は、複雑な化学構造のものに敏感に反応するという特性を持っています。つまり、配合成分が多ければ多いほど、ヒリヒリやかゆみ、かぶれなどを起こす可能性が高まるということです。特に、水を付けただけでもヒリヒリするような重度の敏感肌の場合は、ワセリンのみの塗布にとどめることをおすすめします。
敏感肌の化粧品選びのポイント(2):メーキャップ用品を
重度の敏感肌の場合はメイクを控えた方がいいですが、軽度の場合は、きちんと化粧品を選べば大きな問題はありません。特に関係してくるのがベースメイクですが、ファンデーションはリキッドタイプやクリームタイプではなく、パウダー系を選ぶのがおすすめです。なぜならば、リキッドタイプなどには、パウダー系よりも界面活性剤が多く使用されているためです。保湿成分が配合されたファンデーションもあるので、そのようなものを選ぶとよりよいでしょう。
また、メイクはつけているときよりも落とすときに負担がかかるので、洗顔料だけで落とせるルースパウダーを使用することをおすすめします。また、落としやすいように、メイクは薄めに仕上げることを心がけましょう。
敏感肌を防ぐにはどうすればいい?
敏感肌は、アトピー性皮膚炎など生まれつきの体質によるものもありますが、多くの場合は、ストレスや生活習慣、間違ったスキンケアなどにより、後天的に招いてしまっているケースです。このような場合、まずは正しいスキンケアで回復させる。そして、再発しないように予防することが大切です。敏感肌になってしまってからのケアは大変ですし、すこやかな肌を取り戻すのに時間もかかります。そのようなことにならないためにも、敏感肌にならないためのスキンケアを心がけましょう。
保湿成分に注目する
もっとも重要なのは、化粧品や洗顔料の選び方。ポイントは、「保湿成分が多く含まれているか」、「界面活性剤の使用量が抑えられているか」という2点です。特に、保湿はとても重要となるので、日頃からセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が多く配合された保湿化粧品を使用しましょう。このような成分は、化粧水よりも美容液や乳液、クリームなどに多く配合されている場合が多いです。化粧水は保水にとどめ、その他の基礎化粧品で保湿するなど、工夫しましょう。
界面活性剤は、よく天然系(アミノ酸系)であれば安心と耳にしますが、そのようなことはありません。肌に合うかどうかは個人差があるので、できるだけ使用量が少ないものを選んだうえで、自分に合うかどうかを試してください。
つけ方にも一工夫を
つけるときにも注意が必要です。強くこする、叩くなどの刺激を与えないようにしましょう。手で顔を優しく覆ようにしてつけると、肌への負担が少なく、有効成分も浸透しやすくなります。その日の肌の状態をチェックすることもできるので、おすすめです。
生活習慣を整える
また、正しいスキンケアを行うと同時に、食生活など生活習慣の見直しも重要です。規則正しい生活、栄養バランスの取れた食事、ストレスを溜め込まない生活が、すこやかな肌を保つことにつながります。急に全てを意識することは難しいですが、できることから始めてみましょう。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座