内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
大きい角栓は無理に取らず毛穴ケアを!
鼻の頭や小鼻などの大きい角栓を無理に除去すると、かえって角栓詰まりを悪化させることもあります。まずは角栓の原因知り、正しい毛穴ケアを行うことが大切です。今回は角栓をできにくくするケア方法をご紹介します。
鼻の頭や小鼻などの大きい角栓が気になり、指や器具などを使って自力で押し出そうとしていませんか。しかしその方法は、かえって角栓詰まりを悪化させることもあるのです。大きい角栓が気になる場合、その角栓の原因を知った上で、角栓を除去するためにも毛穴ケアを正しい方法で行うことが大切です。これまで、角栓を無理に取っていたという人は、今回ご紹介する角栓をできにくくするケア方法をぜひ確認してみてください。
角栓の原因
角栓とは、皮脂と古い角質が混ざり合い、毛穴に詰まって硬くなったものです。よく鼻の頭にブツブツした黄色っぽいものや黒っぽいものが、毛穴をすっぽり埋めていることがあります。毛穴にフタをするようなものは角栓であることが考えられます。角栓の主な成分は、角質であるタンパク質です。毛穴に詰まっているものが皮脂と勘違いしている人もいますが、そうとも限らないのです。
では、どうして皮脂と古い角質が混ざり、詰まってしまうのでしょうか。まず、問題は古い角質が肌に存在していることです。もともと私たちの肌は、古くなった角質は自然にはがれおちていき、内側から新しい肌が生まれるサイクルがあります。これをターンオーバーと呼びます。しかし、ターンオーバーは肌の調子が低下することで、サイクルが遅くなってしまいます。すると、古い角質がはがれず、肌に残り続けてしまうのです。そうした古い不要な角質と毛穴から分泌される皮脂とが混ざり、詰まってしまうのです。
また、皮脂が過剰に分泌されてしまうことも、毛穴に皮脂がたまりやすくなるため、角栓となって毛穴を詰まらせる原因になります。
角栓をとりすぎないように注意
鏡で自分の顔をまじまじと眺めていると、鼻の頭や小鼻に黒ずみが次々と見つかり、中には大きな角栓が詰まっているのを発見することもあるでしょう。そのような角栓が見つかると、一刻も早くとり去りたくなります。指や器具などを使って無理やり角栓を押し出そうとしたり、毛穴パックでごっそり角栓をとったりしている人もいるかもしれません。しかし、このように強引に角栓をとることは、かえって毛穴詰まりを悪化させてしまい、逆効果になってしまうこともあるのです。
そこで、角栓を取りすぎることのデメリットをみていきましょう。
肌に負担をかけてしまう
毛穴パックなどで角栓を除去しすぎると、まず肌に大きな負担がかかります。角栓はごっそりとれることもあるかもしれませんが、シートタイプの毛穴パックをはがすときに、毛穴周辺の必要な角質まではがしてしまいます。そもそも、角質層には肌のうるおいを保持する働きや、肌を外部の異物から守る働きがあるので、角質層がダメージを受けると、肌を守ろうとします。その防御反応がターンオーバーを遅らせて、角質を厚くさせることです。
角質が厚くなると皮膚は乾燥しやすくなるため、今度は皮脂の分泌を促すことにもつながります。角栓は、皮脂と古い角質が混ざって毛穴に詰まってできるものですから、皮脂の過剰分泌や、角質層が厚くなることは、どちらも角栓ができやすい状況を招くといえるのです。つまり、角栓を除去したつもりが、肌ダメージにより、さらに角栓になりやすい肌状態を作り出してしまうのです。
毛穴が開く恐れがある
当然、角栓が除去された毛穴には、ぽっかり穴が空いた状態になります。しかし毛穴が開いてしまっているところにさらに皮脂分泌が過剰になり、角質層が厚くなったりすれば、汚れがたまりやすくなり毛穴トラブルにつながりますし、すぐにまた詰まってしまい、角栓になってしまうことが考えられます。開き毛穴にはいいことは何ひとつないのです。無理な角栓除去を行った結果、角質層が傷つき、乾燥して肌のバリア機能が低下してしまった肌状態にプラスして、開いた毛穴というのは、他にもさまざまな肌トラブルを起こす恐れがあります。
このことから、角栓を強引にとるような毛穴ケアや毛穴パックなどは、角栓をとることだけを考えれば効果的ですが、大きなリスクを伴います。
毛穴ケアを意識した角栓対策
大きな角栓を対策するのに重要になるのが、正しい毛穴ケアを意識した角栓対策を行うことです。無理に角栓を押し出すようなことは避け、正しい洗浄・保湿を行い、生活習慣などを見直してターンオーバーを正常にすることがポイントです。次のような角栓対策を毎日の基本としましょう。
正しい洗浄方法を身につける
毛穴ケアにおける毎日の朝・晩の洗顔、クレンジングのポイントは、肌に負担をかけないこと、必要な皮脂まで落として乾燥させないように注意することにあります。汚れや不要な皮脂は除去する必要があるので、まずは今の化粧品で洗う時間を短くしてみましょう。メイクを落とすクレンジングは、洗浄力が強いものが一概に悪いとはいえません。
あくまで、普段のメイクの厚さに合った洗浄力を見極めます。洗浄力の弱いクレンジングに変えたとしても、洗う時間が延びれば、クレンジング剤が肌に触れる時間も延びることになるため、肌に負担を与えます。こすらず、短時間で落とせるクレンジング剤がどれかを、洗浄力が高い順から試してみるのもいいでしょう。
洗顔料も皮脂を落としすぎないように、まずは洗う時間を調節しましょう。洗顔後に肌がつっぱるのは、必要な皮脂までとっているサインです。洗顔料にも保湿成分を含んだものがあるので、そういったものを選ぶのもいいでしょう。
保湿ケアを徹底する
洗顔後は、肌の水分が蒸発しやすい状態なので、すぐに保湿ケアを行います。毛穴ケアの基本の一つでもあります。化粧水や美容液、乳液、クリームなどを使用し、しっかりと保湿しましょう。肌のバリア機能が低下していると感じる肌には、セラミドが配合されている化粧品がおすすめです。セラミドは、肌の水分の80%を構成する細胞間脂質の主成分であるためです
また、角栓を除去しすぎて広がった毛穴は、冷タオルを肌に1分ほど当ててから化粧水をつける方法もあります。ただし、保湿ケアの最中にもコットンや手で毛穴周辺を強くこするのは避けましょう。
生活習慣から見直しを
角栓ケアにはターンオーバーを正常にすることが欠かせません。睡眠を十分にとり、規則正しい生活を送り、栄養バランスを考え食事を摂ることが重要です。また、ストレスも上手に発散することも大切です。
まとめ
今回は、大きな角栓が気になる場合の対処法や毎日のケア方法、注意すべきことなどをご紹介してきました。何より大切なのは、角栓を無理に除去することではなく、角栓をできにくくするという考え方を持つことです。
ぜひ地道に正しい毛穴ケアを行い、スッキリしたつるつる肌を目指しましょう。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座