内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
シャンプーで白髪の予防・改善できる?エイジングケアを意識した選び方
シャンプーで白髪になったり、シャンプーで白髪の予防や改善をすることはできるのでしょうか。見た目年齢にも影響を与える白髪は、老化をはじめさまざまな原因で起こる場合があります。その原因も含めて、シャンプーでできる対応を確認しましょう。
シャンプーは白髪の予防や改善に役立つのでしょうか。また、反対にシャンプーが白髪の原因につながることがあるのでしょうか。
頭皮と髪の毛をすこやかに保つシャンプーの選び方や白髪との関係をチェックしましょう。
白髪のメカニズムと原因
白髪とは、髪の毛の根元にある色素をつくる器官の働きが衰え、色素が混じらずに伸びた毛髪のことです。
髪の毛の細胞は、毛母細胞という髪の毛の根元にある細胞から生まれます。しかし、生まれたばかりの髪の毛の細胞には色がついていません。毛母細胞の中にあるメラノサイトで作られるメラニン色素が髪の毛に混じることで色がつくのです。
しかし、なんらかの原因でメラノサイトの働きが衰えるとメラニンが作られにくくなり、その部分に白髪が生えるようになります。
白髪の原因
実は、白い毛髪ができるメカニズムはわかっていますが、何が原因でそれを引き起こしているのかについては、明確にわかっていません。加齢によって白髪が増える傾向はあるものの、年齢に関係なく現れるケース、病気によって起こったり、治療薬による副作用もあります。以下は、白髪が発生することが多いと考えられるケースです。
- 遺伝
- 老化
- 栄養不足
- 睡眠不足
- 頭皮環境の悪化(乾燥など)
- ストレス
- 病気や薬の副作用 など
老化や遺伝による白髪は、改善することは難しいでしょう。しかし、栄養不足や睡眠不足などの生活習慣によるものは、ある程度改善できるかもしれません。
白髪は抜いたら増える?
白髪について、「抜いたら増える」「白髪が生えていたら抜いたほうがよい」などさまざまな噂があります。しかし、白髪は抜いたからといって増えたりはしません。一方で、白髪を抜くのもよくありません。
前述したとおり、白髪は色素を作る働き自体が衰えている状態です。しかし、髪の毛を抜いたところで毛母細胞は頭皮に残ります。そのため、その毛母細胞から次に生えてくる髪の毛も白髪になります。しかし、それによって他の毛母細胞にも影響することはなく、白髪が増えるという科学的な根拠はありません。
一方で、白髪を抜くことは周囲の頭皮にダメージを与えます。頭皮に炎症を起こす原因にもなるため、抜くのもやめたほうがよいでしょう。白髪を見つけたときは、1~2本程度であれば根元から切ってしまうのがおすすめです。また、本数が多いようであれば染めたほうがよいでしょう。
では、普段のシャンプーで白髪を改善することはできるのでしょうか。
白髪の改善はシャンプーで改善はできない
すでに発生した白髪をシャンプーで元に戻したり改善することはできません。
シャンプーはすこやかな頭皮環境を維持するためのケアです。頭皮の汚れを落とすことが目的です。洗浄成分の強さ次第では乾燥しやすい状態を招く可能性があるため、シャンプー剤を変えることで頭皮の乾燥が改善する可能性はあります。
しかし、白髪は遺伝や加齢などが影響していることが多く、シャンプー剤を変えることで、今ある白髪やこれから発生するかもしれない白髪の予防につながるかは根拠がありません。
白髪が気になるなら染めるのがおすすめ
白髪が気になる場合は、染めてケアするのがお手軽と言えるでしょう。
白髪を改善することは非常に難しいと言えます。しかも、白髪を気にするあまりにそれがストレスとなってしまうと、さらに白髪が増えるという悪循環に陥る可能性もあります。そのため、根元から適宜切ったり染めたりして目立たないように対処するのがおすすめです。
最近では、染色成分を含んだヘアカラートリートメントがあります。白髪染めのように1回で染まるのではなく、ゆるやかに髪を染めていきます。日ごろのケアにとり入れるだけで白髪のケアができるため、手軽にケアできるかもしれません。
白髪の予防はできるの?
白髪の改善が難しいとしても、予防することはできるのでしょうか。白髪の根本的な原因がわからないこと、さまざまな要因が複雑に関係していることから、効果的な白髪予防というものはありません。あえて言うのであれば、日々のケアをしっかり行い、生活習慣を見直して健康的な生活を送ることが必要といえます。しかし、それでも白髪を確実に予防できるとは言い切れません。
洗浄力のやさしいシャンプーの選び方
シャンプーの洗浄力は、汚れを落とすための界面活性剤の種類と配合量で決まります。配合量はわからないことがほとんどですが、界面活性剤の種類であればパッケージを見るとわかります。
界面活性剤は大きく「高級アルコール」「石けん」「アミノ酸」に分かれますが、もっとも脱脂力と皮膚への刺激に弱い傾向があるのがアミノ酸の界面活性剤です。
以前は、市販のシャンプーでは泡立ちがよく洗い上がりもスッキリする高級アルコールの界面活性剤がよく使用されていましたが、最近ではアミノ酸をメインとしたやさしい洗い上がりのシャンプーも増えています。
シャンプーでメインに使われている界面活性剤の種類は、パッケージに記載された成分表示からわかります。成分表示の前の方に「ココイル~」「~グルタミン酸」「~グリシン」などの文言がつく成分が多ければ、アミノ酸系のシャンプーと言えるでしょう。
シャンプーをしながら軽くマッサージも
シャンプー時に指の腹でマッサージすれば、頭皮の血行改善が期待できるでしょう。もし血行不良で頭皮にじゅうぶん栄養が届いていないことが白髪の原因であれば、シャンプー中も含めたマッサージが白髪の改善につながることも考えられます。
白髪はあくまで加齢や遺伝などの影響も大きいことが考えられるため、完全に予防することはできません。しかし、頭皮環境を健全に保つことは白髪以外の頭皮トラブルの改善にも役立つため、おすすめです。
髪の毛のエイジングケアにおすすめの方法
白髪を含めたエイジングサインは、できるだけケアしたいもの。最後に髪の毛のエイジングケアにおすすめの方法をご紹介します。
紫外線対策
髪の毛や頭皮は、実は紫外線によるダメージを受けやすい部位です。特に、髪の毛は一度ダメージを受けると自己修復されないため、帽子や日傘を使って紫外線対策をしましょう。最近では、髪の毛や頭皮用の日焼け止めも販売されています。
熱をできるだけかけない
ご存知の方も多いかもしれませんが、ドライヤーやヘアアイロンによる熱は髪の毛にダメージを与えます。特に、髪の毛が湿っていると熱に非常に弱くなります。ドライヤーをかける前にタオルで水気を取るようにしましょう。
また、ドライヤーは髪の毛から10~20cmほど離し、一部分に長く温風を当てないようにしながら乾かしてください。仕上げに冷風を当ててキューティクルを引き締めるのも効果的です。
頭皮の乾燥防止
乾燥などで頭皮環境が悪化すると、頭皮と髪の毛の両方のダメージにつながります。頭皮が乾燥するような感じや、パラパラとした細かなフケとかゆみなどがあれば、頭皮の乾燥防止ケアを心がけましょう。現在石けんシャンプーや高級アルコール系のシャンプーを使用している場合は、前述したアミノ酸シャンプーを試してみるのもおすすめです。
頭皮が敏感な方や乾燥しがちな方におすすめのシャンプーを
まとめ
見た目年齢に大きな影響を与える白髪は、老化現象のひとつではありますが、栄養や睡眠の不足、頭皮環境の悪化、ストレスなどのさまざまな要因でできる可能性があります。
栄養バランスの乱れや睡眠不足、頭皮の乾燥などが原因の場合は、それぞれの原因に対処することで白髪が改善する可能性も考えられますが、具体的にどのような原因で白髪になっているかを突き止めるのは困難です。また、シャンプーだけで効果的な白髪対策をすることもできません。ただし、日ごろのシャンプーで頭皮環境をすこやかに保つことは重要なことです。
頭皮が乾燥していると感じる場合は、洗浄力の比較的マイルドなアミノ酸シャンプーを使ってみてください。また、白髪が増えてきて気になるようであれば、染めてしまうのもおすすめです。白髪染めに抵抗があるようなら、白髪のケアができるヘカラートリートメントを日ごろからとり入れてみるのもおすすめです。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座