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コンディショナーがフケの原因に?フケをおさえる使い方
人の印象を左右し、かゆみをともなうことも多く気になる頭皮のフケ。コンディショナーやシャンプーがフケの原因になることはあるのでしょうか。フケをおさえるヘアケア方法と、おすすめのシャンプー&コンディショナーをご紹介します。
女性でも男性でも気になる頭皮のフケ。フケが浮いていると、それだけで不潔な印象になってしまうため、気になるという方は多いでしょう。ネット上などでは、コンディショナーがフケの原因になっている…といった話を見かけることがありますが、それは本当なのでしょうか。
フケとコンディショナーの関係をはじめ、フケを抑えるためにチェックしたい髪の洗い方やおすすめのシャンプーとコンディショナーについて解説します。
コンディショナーがフケの原因になるってホント?
コンディショナーがフケの原因かと言われると、そうとは限りません。しかし、コンディショナーがフケの原因にならないのかと聞かれると、これも「そうとは限らない」と言わざるを得ません。その理由は、フケが発生する原因は、ひとつではないためです。しかし、ここではコンディショナーについて見ていきましょう。
コンディショナーは、髪の毛の保護や指通りの向上を目的とした油脂(油分)が配合されています。その油脂がすすぎ不足などで頭皮に残ってしまうと、それが原因で「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」という頭皮の炎症を招く可能性があります。
ただし、特定の成分が配合されたコンディショナーがフケの原因になるといったことはありません。むしろ、コンディショナー自体というより洗い方が原因でフケが出ていると考えられます。また、フケの出る原因はコンディショナー以外にも多くのことが考えられます。
フケやかゆみが出る原因とは
一口にフケと言いますが、フケにも2種類のタイプがあります。
- 乾燥したパラパラのフケ
- ベタベタしたフケ
どのようなフケが出ているかによって、考えられる原因も異なります。まずは脂漏性皮膚炎が原因で出るベタベタしたフケについて詳細をチェックしましょう。
ベタベタしたフケ(脂性フケ)
脂性フケは、脂という文字から想像できるかもしれませんが、ベタベタとした少し大きめのフケのことです。このようなフケが出ていて、さらに地肌が赤くただれている場合は脂漏性皮膚炎という皮膚の病気でフケが出ている可能性が考えられます。
脂漏性皮膚炎の主な原因として、以下が考えられます。
- シャンプーやコンディショナーのすすぎ残し
- ビタミンB不足
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
- 皮脂の洗い残し
- 髪を生乾きのまま放置すること など
脂漏性皮膚炎は、マラセチア菌という皮膚に住み着いている常在菌が皮脂をエサに異常増殖することが原因で起きます。そのため、古い皮脂を落としきれなかったり、脂質の代謝に必要なビタミンBが不足していることなどが脂漏性皮膚炎につながります。
そのため、1日1回のシャンプーで頭皮を清潔に保つことが脂漏性皮膚炎を防ぐためには必要です。
一方、髪の毛の洗い方を間違えると、パラパラとした細かいフケの原因を作ってしまうこともあります。
パラパラした細かいフケ(乾性フケ)
乾性フケは、文字通り頭皮の乾燥がもとになって出るフケです。頭皮の乾燥の原因として、以下のようなことがあげられます。
- 洗いすぎ
- 熱いお湯でのすすぎ
- 空気の乾燥 など
洗いすぎとは、1日に2回以上シャンプーをしていることや、しっかりとコンディショナーをすすいでいるのに細かなフケが出るといった場合にも考えられることです。
また、シャワー浴の多い方や熱いお風呂が好きな方は、髪の毛も41~2℃くらいのお湯で洗うことが多いかもしれません。しかし、熱いお湯は必要以上に皮脂や皮膚にある保湿成分を落とすことになり、頭皮の乾燥につながります。
フケを改善する2つの対策
このようなフケは、ひどい場合または2週間ほど対策をしてみても改善しない場合には皮膚科で診てもらうことが大切です。しかし、セルフケアで心がけたいポイントが2つあります。
ヘアケア方法を変える
1つめが、ヘアケアの方法を変えることです。ここでは、ヘアケアとはシャンプーで洗ってから髪を乾かすまでの流れのことを指して使います。
髪の毛の洗い方や洗った後のケアがフケの原因につながることは、前述したとおりです。そのため、フケ対策につながるヘアケアの方法をご紹介しましょう。
- 髪の毛を濡らす前に全体をブラッシング
- 40℃以下のシャワーで頭皮をまんべんなくすすぐ(予洗い)
- シャンプーを手に取って泡立て、地肌を洗う
- 髪の毛の先端に向けて、手ぐしでとかすように泡をなじませる
- 40℃以下のシャワーで泡が残らないようにすすぐ
ここまでがシャンプーでの髪の洗い方です。シャンプーを液体のまま地肌につける方が多いですが、一度手にとるまたは、泡立て器を使用し、しっかりと泡立ってから地肌を洗いましょう。なお、通常は1回で十分ですが、ヘアワックスやスプレーなどのスタイリング剤を使用していて1回では落ちないという場合は、2回洗うのもやむをえないでしょう。
次に、コンディショナーのつけ方をご紹介します。
- シャンプーを流した髪を軽くにぎって水分をしぼる
- コンディショナーを手に取って、毛先を中心になじませる
- 足りないようであればもう1プッシュとり、フェイスラインから後ろへなじませる
- ぬるぬる感がなくなるまでしっかりとすすぐ
コンディショナーは、地肌につけると説明書きのあるもの以外は地肌にできるだけつけないよう、髪の毛になじませます。コンディショナーも毛髪や頭皮に残りやすいので、しっかりとすすぐことがポイントです。首などの生え際や背中などにコンディショナーが残っていると頭皮ニキビや背中ニキビを引き起こす原因になることがあるので、入念に行いましょう。
最後はお風呂上りのヘアケアです。
- タオルで頭全体を包み込み、頭皮をマッサージするように拭く
- 毛先をタオルで挟んでポンポンと軽くたたき、水分を取り去る
- ドライヤーを20cmくらい放して地肌付近を乾かす
- 温風と冷風を切り替えながら髪の毛全体を乾かす
ドライヤーの熱が髪の毛によくないということから、自然乾燥に任せる方もいます。しかし、自然乾燥は湿っている時間が多いため雑菌が繁殖しやすく、おすすめできません。ドライヤーを髪の毛から離して使うこと、温風を当てた後は冷風でキューティクルを引き締めることを意識して、手早く乾かしましょう。
シャンプー・コンディショナーを変える
洗い方を見直しても改善しない場合、もしかするとシャンプーやコンディショナーが合っていないかもしれません。特にパラパラとした乾性フケが出ている場合、シャンプーの洗浄力が強すぎて頭皮が乾燥している可能性も考えられます。洗浄成分としてアミノ酸を使用しているシャンプーに切り替えましょう。
また、最近では肌荒れ防止などの頭皮をいたわる成分が配合されたコンディショナーも見られるようになっているため、そのようなものを使うのもおすすめです。
まとめ
コンディショナーやシャンプーは、清潔で質感のよい髪の毛をキープするために必要なもの。しかし、毎日の洗い方の間違いで頭皮に残ってしまっては、フケやかゆみといった頭皮トラブルの原因となってしまいます。
今回は、フケに対するセルフケアとして、髪の洗い方や乾かし方と言ったヘアケア方法の見直しと、シャンプーやコンディショナーの見直しという2つの面からのアプローチをご紹介しました。
髪の毛の洗い方を変えるだけでも、頭皮や髪の毛の状態が徐々に変化するのを実感できる場合もあります。まずは日頃のシャンプーやコンディショナーの使い方、髪の乾かし方や乾かすタイミングを見直してみてください。ドライヤーにも、地肌のコンディションを改善するタイプのドライヤーや、温度が高すぎないドライヤーなどがありますので、ドライヤーを変えてみるという方法もあります。シャンプーやコンディショナーを変える場合には、今回紹介したおすすめも参考に、気になったものを正しい使い方で試してみましょう。
また、セルフケアを見直してもフケが改善しない場合は、皮膚科で診てもらうことも忘れないようにしてください。
頭皮環境の悪化には、実はストレスも関わっている場合があります。シャンプーやコンディショナーを変え、シャンプーでマッサージするように洗うことで気分を変えられることもあるでしょう。地肌が固くなると睡眠の質が悪くなるということも考えられます。地肌のマッサージをすることにより、リラックスでき、よく眠れるようになるかもしれません。フケが気になるとどうしても「なんとかしたい」という思いが出て、ストレスを感じやすくなるかもしれません。ですが、あまり気にしすぎずに、日々のケアをちょっとずつ頭皮が喜ぶ方法やシャンプーに変えてみましょう。
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