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赤ちゃんの秋の服選びはどうする?新生児~2歳までのコーディネート術

更新日:2018.06.29
公開日:2018.06.29
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この記事の監修者
スキンケア大学編集部

暑い夏を終え、少しずつ冬に向かって寒さの増す秋。お散歩にはちょうどよい陽気の日が増えますが、これでは寒いかも、と赤ちゃんの服装に迷うことが多くなりがち。赤ちゃんの秋の服選びや基本のコーディネートを解説します。

ぐったりするような暑い夏が終わり、過ごしやすい気温の日が増える秋。一方で、朝夕の寒暖差が出てきたりして、赤ちゃんの服装に悩む方も多いのではないでしょうか。

ここでは、主に2歳までの赤ちゃんの秋の服選びについて、コーディネートのポイントや肌着・服の選び方のポイントをご紹介。2歳までは赤ちゃんを引き立てる可愛い服が特に多い時期ですが、楽しみながら赤ちゃんの肌にもやさしい服を選びましょう。

新生児~2歳までの秋の服装コーディネート

まずは、赤ちゃんの秋のコーディネートの基本をご紹介します。

9月~11月にお誕生の赤ちゃん

秋に生まれる新生児の9月から11月にかけての服装は、短肌着と長肌着かコンビ肌着、それに長袖の服の組み合わせになります。

短肌着とは、赤ちゃんのおしりくらいまでの長さの肌着。その上に、足元まで長さのある長肌着か、同じくらいの長さで股下をスナップで留められるコンビ肌着のどちらかを合わせるのが肌着の基本。夏のように暑い日であれば、この組み合わせの肌着だけで過ごしてもよいでしょう。

秋のスタイルは、この肌着の組み合わせの上に長袖の服を着せます。服の厚さは、秋の早い時期に生まれる子であれば薄いものを、肌寒くなってきてから生まれる子であれば薄手のものと厚手のものを両方準備しておくと役立ちます。

用意する枚数は、短肌着が5~6枚ほど、長肌着とコンビ肌着を合わせて5~6枚ほど、服も4,5枚ほど用意しておくと安心。1日に着替える回数の目安はなく、お風呂のときと、汗をかいているときに着替えさせることになるため、お洗濯を1日休む可能性も考えるとこのくらいの枚数を用意しておくことをおすすめします。

お出かけのときには、気温によっては赤ちゃん用のベストやひざ掛けをプラスしてあげましょう。

4か月~6か月の赤ちゃん

コロコロと寝返りを打ち、赤ちゃんがアクティブになり始めるこの時期。赤ちゃんの服も、動きやすいものに切り替えていくことになります。

服のサイズは、60cm~70cmくらいの子が多くなるこの時期には、ロンパース肌着にカバーオールというスタイルというスタイルの子が多いでしょう。ロンパースとは、股下をスナップで留めるつなぎタイプの服のこと。ただし、股下から足首にかけてのズボンの部分がありません。

カバーオールも股下をスナップで留めるつなぎタイプの服ですが、カバーオールにはズボンの部分があります。

カバーオールやロンパース肌着には、前があいてスナップで留めるタイプのものと頭からスポッとかぶるタイプのものがあります。まだ腰の据わらないこの多いこの時期には、前あきの服を選んであげましょう。

服は薄めの長袖を選んであげます。また、肌着は半袖ロンパースと長袖ロンパースを用意しておくと、気温の変化に対応しやすいかもしれません。

なお、動きが多くなり始めるということは、身体が作り出す熱も多くなるため、ねんね期よりも汗っかきになります。少し薄着を心がけつつ、背中に手を入れたときに汗をかいていたら着替えさせてあげましょう。

6か月~1歳の赤ちゃん

腰が据わり、ずりばい~はいはい、つかまり立ち、伝い歩きと一気に動きが多くなる生後6か月から1歳の赤ちゃんたち。服のサイズが80cmにアップする子も多いのではないでしょうか。

服の組み合わせは、肌着1枚+服1枚。肌着はランニングタイプや半そでタイプのものを選びます。また、服は薄めの長袖を中心に選ぶとよいでしょう。

服のサイズが80cmになってくると、店頭に並ぶ服もロンパースやカバーオールなどの上下がつながったもののほかに、上下が分かれた服や肌着が多くなってきます。上下が分かれた服だとすぐおなかが出てしまうのでは、と心配する気持ちもあるかもしれませんが、活発な赤ちゃんの動きを邪魔しない上下が別々の服も徐々にとり入れてみましょう。

秋はお出かけも楽しい時期なので、ひざ掛けや、パーカーなどの羽織物も用意しておくと、お出かけ時の体温調節もしやすくなりますよ。

なお、つかまり立ちが始まると「そろそろファーストシューズの時期かな?」と思うかもしれません。しかし、ファーストシューズはつかまらずに10歩程度歩けるようになってからがよいといわれています。それまでは、おうちの中で歩く練習をたくさんさせてあげましょう。

1歳以降の子

よちよち、とてとてと歩けるようになる1歳さん。服も上下別のものになり、よりおしゃれを楽しめる時期になってくるでしょう。

秋の服装は、それまでと変わらず肌着1枚と服1枚が基本。室内で寒がるようであれば、子供用のベストを着せてあげるのがおすすめです。しかし、室内でもとてとてと歩き回ることが多くなるため、さらに汗をかきやすいのも特徴。新陳代謝もよく大人よりも暑がりなので、室内では少し薄着を意識しましょう。

お出かけがより楽しくなるこの時期は、お出かけ用のアウターも用意しておきたいところ。公園遊びの場合は、安全面からフードがついていないアウターがおすすめです。また、何かにつかまらず10歩くらい歩けるようになったら、足の大きさに合わせたファーストシューズを用意してあげましょう。

ここまでは月齢別の秋のコーディネートのポイントをご紹介してきましたが、次に基本的な肌着や服の選び方のポイントをご紹介ます。

肌にやさしい!秋の肌着選びのポイント

赤ちゃんの肌着は、素材が綿(コットン)100%を選びます。それは、汗をかきやすい赤ちゃんにコットンが適しているため。ご存知の方も多いかもしれませんが、コットンは通気性も吸湿性もよく、肌にもやさしい性質があります。そのため、汗っかきで肌も弱い赤ちゃんにピッタリなのです。

ただし、同じ綿100%でも織り方によって保温性や通気性といった性質が異なってきます。特に新生児の肌着にはガーゼが多い印象があるかもしれませんが、ガーゼの肌着は通気性と吸湿性がよいため、より汗をかきやすい夏などに適しています。

秋の肌着であれば、伸縮性と通気性にすぐれたフライスがおすすめです。また、肌寒くなってきてから購入するのであれば、保温性が高いスムースの肌着がよいでしょう。

なお、服のサイズが80cmくらいになると、発熱素材の肌着も見られるようになります。冬に向けてあたたかい肌着をと思い、発熱素材のものを選ぼうかと悩むこともあるかもしれません。

しかし、発熱素材の肌着は基本的に化学繊維でできており、赤ちゃんのデリケートな肌には刺激になるのではないかといわれています。

子供の肌は、思春期前までは皮脂が少なく、乾燥しやすいうえに外部からの刺激にも弱い傾向があります。赤ちゃんに限らず、小学校低学年くらいまでは発熱素材などの化学繊維は避けて綿素材の肌着を選んであげるようにしましょう。

秋の服選びのポイント

秋の赤ちゃんの服は、薄手の長袖が基本です。寒い日にはベストを重ねたりして体温調節ができるため、厚手のものは冬が迫って来てから買い足すくらいがよいでしょう。特に1歳までの赤ちゃんの成長スピードには個人差があるため、冬も使えるからと早めに用意していると、いざ寒い時期に入ったときにはサイズアウトしている場合もあります。

服の素材は肌着と同じく綿100%がおすすめですが、肌に直接触れない部分であれば綿以外の素材が使用されているものでも問題ありません。

汗をかいたらお着替えを

赤ちゃんの服装で、服選びと同じくらい大切なのが着替えです。赤ちゃんは非常に汗をかきやすいうえに、かいた汗をそのままにしていると、その汚れで肌に湿疹ができることもあります。バリア機能が未熟な赤ちゃんの肌を守るためには、肌着や服の素材にこだわると同時に、汗をかいたら着替えをさせてあげることも重要なのです。

汗のかき具合がわかりやすいのが背中。背中に手を入れてみたときに肌着が湿っていれば、肌着を替えましょう。また、背中がぐっしょりと濡れるほどであれば、着せすぎの可能性もあります。服を少し薄いものにしたり、布団を1枚減らしたりして調節してみましょう。

反対に、寒いのではないかと不安になったら、赤ちゃんのすねや前腕部(ひじから手首にかけて)を触ってみてください。冷たかったら少し寒い状態なので、1枚多く着せたり少し厚い服にしてみましょう。

まとめ

2歳までの赤ちゃんに選ぶ秋の服は、肌着+長袖の組み合わせが基本。月齢や成長によって形はさまざまですが、これを基本にベストを足したりして調節します。冬に近づいて寒くなってきたら、厚めの服を買い足したりして調節しましょう。

2歳までの赤ちゃんの秋の服選びのポイントを、簡単にふりかえりましょう。

  • 肌に触れるものは綿100%
  • 発熱素材はまだ早い
  • 月齢や成長に合わせた形の服を選ぶ

また、着せすぎや温かさが足りないなどの調節も、保護者の大切な役割。背中に汗をかいていたら着替えさせるとともに、たくさん汗をかいていたら衣服を調節してあげてください。また、すねや前腕部が冷たければ少し服を足してあげましょう。

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