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日焼けした肌の色が戻らない!元に戻るまでの期間と原因・対処法
日焼けした後、肌の色が戻らないというお悩みは、意外と多いかもしれません。日焼けの跡がいつまでも残っていると目立つし、着られる服も限られてくるので早く戻したいと思いませんか。日焼け後の肌の色が戻らない原因や対処法を解説します。
日焼けしても、以前は1か月くらいで元の肌色に戻ってい気がするのに…最近は戻りが遅いような…?このような悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
日焼けした後、肌の色がなかなか戻らないのには理由があります。まずは、肌の色が戻るまでの平均的な期間をチェックし、それよりも長くかかっているようならその原因をチェックしてみましょう。
日焼けした肌が元の色に戻るまでの期間
日焼けしたあと、黒くなった肌の色が元に戻るまでにはある程度の期間が必要です。数週間程度で元の肌色に戻ることもありますが、場合によっては数か月かかることもあります。
また、人や状況によって肌の色が元に戻るまでの時間が異なるため、肌の色が戻る明確な期間について一概に言うことはできません。夏に日焼けしたのに冬になってももとの肌色に戻らない場合は、なんらかの原因があると考えられます。
では、日焼け後に肌色が戻らない原因としてどのようなことが考えられるのでしょうか。
肌の色が戻らない原因
日焼けしてからある程度の期間が過ぎても肌の色が元に戻らない場合、主に考えられる原因が2つあります。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは、肌の細胞が新しく生まれてから不要な角質としてはがれ落ちていくまでの期間のことです。これは肌の新陳代謝のサイクルとも言えます。20代の健康的な肌でのターンオーバーのサイクルは、28日前後といわれていますが、実際には肌質や状態、部位によっても変わってくるので、日数はあくまで目安と思ってください。
日焼けによってつくられたメラニン色素は、ターンオーバーではがれ落ちる角質細胞に含まれて一緒に排出されます。そのため、ターンオーバーのサイクルが遅くなるとメラニン色素が長く肌に残ることとなり、肌色がなかなか戻らない原因となるのです。
ターンオーバーが遅くなる原因は、以下のようにさまざまなことが考えられます。
- 加齢
- 肌の乾燥
- ストレス
- 睡眠不足
- 食事による栄養バランスの偏り など
メラニン色素が作られ続けている
日焼けを起こす紫外線は、一年中降り注いでいます。一番強いのは夏ですが、冬になったからといって地表に届く紫外線がゼロになるわけではありません。
夏以外の季節に紫外線対策を怠っていると、紫外線の影響でメラニン色素が作られ続けます。そのため、日焼けしてから時間が経っても色が戻らないと感じるのです。
肌の色を戻したいときの対処法
対処法として、以下の2つのアプローチが考えられます。
- メラニン色素の排出促進
- メラニン色素が作られにくくする
具体的に考えられる対処法をご紹介します。
紫外線対策
まずはメラニン色素が作られ続けるのを回避するため、紫外線対策をすることが大切です。日焼け止めや日傘、UVカット機能のある上着、帽子などを活用して、紫外線対策を行いましょう。
美白化粧品の活用
紫外線対策とあわせて行いたいのが、美白化粧品によるケアです。美白化粧品とは、厚生労働省で認可された美白有効成分が配合された医薬部外品(薬用化粧品)のこと。
美白有効成分には、メラニン色素が作られるのを抑える働きのあるものや、皮膚内で作られたメラニン色素を還元する作用がある成分などがあります。このような成分が配合された美白化粧品を毎日のスキンケアにとり入れることで、肌の色を元に戻すサポートを期待できるでしょう。なお、美白成分についてはこの後より詳しく紹介します。
生活習慣の見直し
睡眠不足やストレス、食事の栄養バランスも肌のターンオーバーに影響します。そのため、以下のような自覚があれば見直すようにしましょう。
- 日中、強い眠気が出ることがある
- ストレスを発散できていない・ガマンしている
- 食事がファストフードやコンビニ食などに偏りがち など
なお、睡眠不足を感じるときは、睡眠時間をたっぷりとる以上に良質な睡眠をとることが大切。特に、寝入りばなから3時間ほどは深く眠れるようにしたいものです。スマートフォンやタブレット、パソコン、テレビなど光が強く、就寝前に見ると脳が活性化して深く眠れません。就寝前には見ないようにしましょう。また、カフェインやアルコールは、夜中にお手洗いに起きる原因になるなど睡眠の質を下げてしまいます。就寝前の習慣を、見直してみてください。
食事の面では、偏った栄養の加工食品をできるだけ避け、緑黄色野菜や肉、魚などをバランスよくとることを意識しましょう。
美白化粧品は成分で選ぶ!美白成分について
日焼けで黒くなった肌がなかなか戻らないとき、活用したいのが美白成分配合の化粧品です。しかし、美白化粧品は最近では多くの種類があり、どれを選べばよいのか迷うこともあります。
ここでは、美白化粧品に配合される美白成分の種類と、おすすめの成分をご紹介します。
美白有効成分の種類
現在、厚生労働省で認可されている美白有効成分は20種類ほどです。いずれも日焼けによるシミやソバカスの予防に効果を認められていますが、その働き方が少し異なります。作用の仕方ごとに代表的な成分を見てみましょう。
- メラニン生成の指示を止める成分
- メラニンを作るメラノサイトは、メラニンを作れという命令を受けてメラニン色素を作り出します。その命令をストップすることで、メラニン色素が作られるのを抑制する成分です。
カモミラET、トラネキサム酸など
- メラニン色素の生成で働く酵素の働きをおさえる成分
- メラニン色素は、チロシンというアミノ酸がチロシナーゼという酵素の働きで変換されてできます。チロシナーゼの働きを抑制することで、日焼けによるシミやニキビ跡などの炎症によるシミに効果を期待できます。
トラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸、ビタミンC誘導体など
- メラニンの排出を促す成分
- シミができやすい部分で起きるターンオーバーの乱れを防ぐことで、メラニン色素の排出をサポートします。
4MSKなど
- メラニン色素を還元する成分
- すでにできてしまったメラニン色素を還元し、メラニン色素が沈着するのを防ぐ効果が期待されます。
ビタミンC誘導体など
日焼け後におすすめの成分
上記の美白成分は、大まかに言うとメラニン色素が生成されるのを抑制する成分と、できてしまったメラニン色素にアプローチする成分に分けることができます。
新たにメラニン色素ができるのを防ぐことで、肌の自然なターンオーバーに従ってすでにできてしまったメラニン色素が排出されれば元の肌色に戻るという効果が期待できます。一方、4MSKやビタミンC誘導体のようにすでにできているメラニン色素に対するアプローチも、日焼け後に肌色を戻すのに注目したい成分です。
これらの成分のうち、どのようなものが配合されているかに注目し、美白化粧品を選ぶとよいでしょう。
日焼け後の肌におすすめ!美白化粧品5選
HAKU|メラノフォーカスV(資生堂)
販売価格(編集部調べ):10,800円(税込)
内容量:45g
医薬部外品
- 使ってみた感想
- 肌のうえをスッとのびて、なじみやすいテクスチャ。美白美容液なのにうるおいがしっかり感じられ、密着感もすごくあります。お肌の透明感に加え、ワントーンアップするところが、根気よく継続することが必要な美白ケアに希望を与えてくれるはず。
ホワイト‐プラス ブライト アクア ローション(クラランス)
販売価格(編集部調べ):6,264円(税込)
内容量:200ml
医薬部外品
- おすすめの理由
- アセロラエキス、アセロラ種子エキスによるアセロラ一色で、肌にうるおいを与えてしっかり保湿をしてくれるのが特徴。このアイテムはまず肌を整えながら透明感を引き出す薬用美白化粧水で、美白スキンケアの準備に最適のアイテムといえるでしょう。
美肌研究家 ライター 杉本由美
- 使ってみた感想
- サラッとしたテクスチャで、肌なじみもよくスッと溶け込むように浸透するのが特徴的。香りもきつくなく、ほのかなグリーンフローラルが癒しを与えてくれますよ。さっぱりとした仕上がりにしたい夏や、ベタつきが苦手という方にはおすすめのアイテムです。
オルビスユー|ホワイト ローション(オルビス)
販売価格(編集部調べ):3,240円(税込)
内容量:180ml
医薬部外品
- おすすめの理由
- メラニン生成ブロックにアプローチしてくれる、薬用美白成分のトラネキサム酸配合で、使うほどに透明感をアップさせてくれますよ。さらに日焼けによるダメージでターンオーバーが乱れがちな肌に、保湿成分のW.Hアミノシールドがバリア機能をしっかりサポートしてくれるのも心強い!
美肌研究家 ライター 杉本由美
- 使ってみた感想
- さっぱりとした付け心地で、重ねづけをしても嫌なベタつきを感じるほど重くない仕上がりなので、さっぱりしたい夏や重めのタイプが苦手な方にはちょうど良いと思います。日焼け後はお肌のうるおいバランスも乱れがちですが、配合されたベニバナエキスが、しっかりアンバランスにアプローチしてくれるのも魅力。
ホワイトニング エッセンス(ファンケル)
販売価格(編集部調べ):3,240円(税込)
内容量:18ml
医薬部外品
- おすすめの理由
- 日焼け後のメラニンが発生する前のシミ予備軍から働きかける薬用美容液。「メラノブライト」と「白ブドウ発行エキス」が蓄積しているメラニンにアプローチしてくれるのが最大の特徴!さらに美白有効成分「アクティブビタミンC(ビタミンC誘導体)」が、肌の角層に深く浸透し、持続的な働きにより透明感アップに期待がもてるところもうれしい。
美肌研究家 ライター 杉本由美
- 使ってみた感想
- お肌にスッとなじんで、ベタつかないテクスチャは夏のスキンケアにも最適!日焼けをするとなかなか肌の色が戻らないということが多いですが、メラニン発生前、つまりシミのはじまりからブロックする働きがあるため、美白ケアに加え、まだ油断できない紫外線対策とも並行できるもの魅力のひとつといえます。
米肌|澄肌美白化粧水(コーセープロビジョン)
販売価格(編集部調べ):5,940円(税込)
内容量:120ml
医薬部外品
- おすすめの理由
- 美白有効成分「ビタミンC誘導体」に加え、独自の超微細乳化技術により効率良く角層にうるおいを届けることができるのが最大の魅力。こだわりのコメ由来成分と発酵エキスを配合し、美白有効成分と保湿のWのケアを充実させたアイテム。うるおいに満ち溢れた美白ケアを求めている方におすすめですよ。
美肌研究家 ライター 杉本由美
- 使ってみた感想
- 肌なじみの良いみずみずしいテクスチャで、角質層のすみずみまでしっかり浸透。うるおいは感じられるものの、ベタつきはなくサラッとしているため、重い仕上がりが苦手な方にもおすすめです。米×発酵の自然の力からなる保湿と美白のWのケアで、日焼けをしてしまった肌をなかったことに。
美白化粧品を使ううえでの注意点
美白化粧品には、使ううえでのポイントが2つあります。簡単におさえておきましょう。
美白化粧品は気長に使い続けること
美白化粧品に対して、使えばすぐ肌のくすみや黒い色が改善するというイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし、実際には早くても1~2週間、シミが薄くなったと実感するまでには1~3か月以上かかるといわれています。また、紫外線対策をしていなかったり、美白成分の効果が出にくいタイプのシミだったりすると、使い続けても効果を実感できなかったり、実感するまでに長い期間が必要になる場合があります。
美白化粧品は、すぐに結果が出るものではないと認識して気長に使い続けてみてください。使ってみて肌に赤みやかゆみなどのトラブルが出なければ、とりあえず1本使い切ってみる、という意識でちょうどよいでしょう。
美白ケアとあわせて紫外線対策も行うこと
対処法でもお伝えしたとおり、美白ケアをいくら行っても、新たに紫外線を浴びてメラニン色素ができてしまう状況では意味がありません。美白化粧品によるスキンケアだけで満足せず、紫外線対策もセットで行ってください。
まとめ
日焼けして何か月か経っているのに全然肌の色が元に戻らないような場合、生活習慣などによる肌の状態の悪化、紫外線対策の不十分などさまざまな原因が考えられます。
原因そのものを特定することは難しいかもしれませんが、以下の3点をおさえて肌の色を戻すアプローチをするとよいでしょう。
- 紫外線対策をしっかり行う
- 美白化粧品でメラニン対策を行う
- 生活習慣を見直して健康な肌を目指す
化粧品の力も賢く借りながら、本来の色の肌を取り戻してキープすることを目指しましょう。
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美肌研究家 ライター 杉本由美